父が亡くなってから2か月位して少し落ち着いたころにお墓を探し始めました。インターネットで口コミなどを調べてから見学に行き、気に入ったところが見つかったのでそのまま購入しました。
今はネットでお墓の情報も調べられる時代なので、評判などをきちんと調べて、いくつかを比較してから購入するのがおすすめです。
複数のお墓見学
お墓と言っても、墓石をたてるタイプの伝統的な一般墓のほかに、納骨堂、永代供養墓、樹木葬など様々なタイプのお墓があります。
亡くなった父は子供にお墓のことで負担をかけたくないので、継承者が必要ない『永代供養タイプ』を考えていたようで、生前に永代供養ができる納骨堂に見学に行ったりしていたようです。
母も継承者が必要ない永代供養タイプがよいとの意見だったので、永代供養ができるタイプのお墓探しをすることにしました。
お墓探しはネットで調べてから見学へ
お墓の情報をインターネットで探していたら「いいお墓」をというサイトをみつけました。お墓を探すための総合情報サイトで、全国8,000以上の霊園や墓地情報を掲載しており、実際に見学や購入した人の口コミレビューをみることができて大変参考になります。
「いいお墓」のサイトでは複数の霊園・墓地の見学を一括して申し込むことができるので、まずは見学に行くことにしました。
「いいお墓」での見学予約方法
申込フォームに必要事項を入力して送信すると、すぐに自動返信メールが届きます。
▼実際に届いた自動返信メール
メールには担当者の電話番号も書かれているので、不明な点は電話で相談することもできます。
申込みをしてから約10分後に見学希望の納骨堂から電話がかかってきました。第一希望日でOKとの連絡でした。さらに10分くらいして、もう一つの霊園から電話があり、第一希望日でOKとの連絡でした。
パンフレットの送付も希望したので、翌日には希望した2つの霊園からパンフレットが届きました。パンフレットを取り寄せておくと、見学の前に疑問点などもわかってよかったです。
お墓の見学
納骨堂と樹木葬の2つのお墓を見学しました。私は母と2人で行きましたが、最近は生前にお墓探しをしている人も多いようで、50代位の若い夫婦で見学に来ている姿を何組か見ました。
どちらのお墓も予約した時間に行くと担当者が待っており、説明&案内を約1時間でしてくれました。パンフレットでみるのと、実際に現地を見学するのでは全然違うので、いろいろと考えるよりも現地見学に行くのが手っ取り早いと感じました。
納骨堂に関しては、実際にどのようにお参りをするのか担当者と一緒に体験することができました。樹木葬墓地に関しては、埋葬の仕方など詳細に説明してもらい疑問点が解決しました。
アンケートに回答して3,000円のギフト券
見学後に簡単なアンケートに回答したら、3,000円のJCBギフト券をもらえました。アンケートはインターネット上で2、3分もあればできる簡単なものでした。
▼これが実際に届いたギフト券です
お墓の見学に行くだけで全員に3,000円のJCBギフト券がもらえるというのは有難いですね。霊園見学に行くなら「いいお墓」のサイト経由で申し込むのがおすすめです。ギフト券がもらえるだけでなく、いいお墓経由で申し込んだほうが霊園の対応もよいと思います。
お墓の購入
2つのお墓を見学した結果、樹木葬タイプのお墓を購入することにしました。決め手となったのは、小高い丘の上にあり自然豊かだったこと。父は自然が好きだったので、ぴったりだと感じたのと、母も大変気に入っていたので迷うことなく決めました。
樹木葬というとみんなの骨が一緒になって埋めるイメージだったのですが、樹木葬にはいろいろなタイプがありました。区画に分かれていて、他人の遺骨とは一緒にならないタイプの個別区画を購入しました。4人まで入れるタイプを購入し、すべて込みで100万円ちょっとでした。墓石がないタイプなので管理料も不要で、かなりリーズナブルでした。
▼これが実際に購入した樹木葬タイプのお墓です
樹木葬タイプのお墓は、永代供養墓なのでその後の管理を自分たちでやる必要がない点も気に入りました。最初は樹木葬など全く考えていなかったのですが、口コミがよかったので、軽い気持ちで見学に行ったところ、すっかり気に入ってしまいました。気になったところがあれば、いくつでも見学にいくのがよいと思います。
相続税対策なら生前に買うべき
父は生前にお墓の購入したいと思っていたようで、近くの霊園に見学へ行ったりパンフレットを取り寄せたりしていました。しかし、お墓を購入する前に突然亡くなってしまいました。
父としては、相続税対策として生前にお墓を購入しておこうと考えていたようです。「墓地や墓石、仏壇、仏具、神を祭る道具など日常礼拝をしている物」は相続税の対象にならないためです。
参考:No.4108 相続税がかからない財産(国税庁ホームページ)
相続税を支払う対象者は「遺産が3,600万円以上」ある場合なので、一般庶民の多くは相続税を払う必要はありません。私の父もそれほどたくさんの財産をもっていたわけではありませんが、都心に家を持っていたため、土地代が高くて相続税を支払う必要がありました。貯金などの財産がそれほど多くなくても、都心に家をもっている場合、土地代だけで数千万となってしまい、相続税の対象になります。
生前に自分のお墓を買っておけば財産を減らすことができ、その分相続税を減らすこともできるので、父は生前にお墓を購入して少しでも財産を減らしておこうと考えていたようです。
お墓は200万円程度が相場と言われているので、生前にお墓を購入しておけば、財産を数百万円減らすことができ相続税対策になります。お墓以外にも仏壇、仏具なども相続税の対象とならない財産なので、相続税対策を考えるのであれば、生前に購入しておくのが賢明でしょう。
また、お墓や仏壇などを生前に購入しておくことは、死後に残された遺族の負担を軽減することにもなります。父の場合は70代だったので、少しは「死」を意識していたようでお墓を探したりはしていましたが、具体的に購入するには至らずに亡くなってしまいました。そのため、残された遺族が死後の悲しみの最中に仏壇やお墓を購入しなければなりませんでした。
仏壇は四十九日までに必要なので、じっくりと選んでいる余裕もなく慌ただしかったです。生前に仏壇やお墓が用意されていれば、遺族の負担を減らすことができるので、元気なうちにお墓や仏壇を準備しておくことも終活として大事であると感じました。
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