家族が死亡してからやったこと(葬儀・四十九日・お墓・相続)

父が突然倒れ、亡くなってから遺族として実際に体験したことをなるべく詳しく記載します。同じような境遇のかたの参考になれば幸いです。

葬儀は家族葬で執り行いました。

はじめに

2019年1月に突然父が亡くなりました。母と兄弟は健在なので、家族を失ったのは初めての経験です。父は亡くなる数日前までは地域のボランティア活動などにも参加するほど元気でした。

くも膜下出血で突然倒れ、数日間の入院の後、そのまま息を引き取りました。70代でした。これまでほとんど病気もせず元気だったため、こんなに早く亡くなるとは考えてもいませんでした。

そのため、葬儀のことなども考えたこともなく、家族で話し合ったことも一度もありませんでした。ただ、生前、父は母に対して、小さな家族葬な葬式で十分…といったことをTVを見ながら話したことがあるとのことでした。そのため、我々家族は、父の葬儀は家族葬で行うことにしました。

結果的には、家族葬にしてよかったと家族全員で話しています。費用面が安いというのもありますが、それだけではなく、親族だけなので周囲に必要以上に気を使う必要が必要がなかったというのも大きかったです。

葬儀は予備知識もなく全く初めてで突然のことだったので、インターネットで情報を調べたりしましたが、イマイチピンとくる情報がすぐに見つからなかったり、信頼のあるサイトなのかわからないようなサイトがでてきたりで、調べるのに随分と時間を要しました。

そこで、突然の家族の葬式に遭遇した人や葬式の準備をしている人にとって役立つようにこのサイトを作りました(現在も記事を追加中です)。父が亡くなってからやったこと(葬式、49日、仏壇の準備、お墓購入、書類手続きなど)について詳細を記載しています。

入院(危篤状態)~死亡~葬儀の準備

入院の時点で助かる見込みは少ない状況でした。意識がない状態が数日続いた時点で、『死』を考えるようになり、葬儀社を調べたり、亡くなったときに連絡する人リストを作ったり準備をし始めました。

通夜・告別式

参列者約20名の家族葬を行いました。

連絡をしなかった知人への死亡通知連絡

親族や親しかった友人のみが出席した家族葬だったため、それ以外の方への連絡はしていません。そのため、父の死を知らせるはがきを出しました。年賀状のやり取りをしていた人を中心に50名に出しました。

四十九日の準備~法要まで

葬儀が終わったあとは、位牌や仏壇の購入など四十九日の準備に取りかかりました。

お墓見学・購入

四十九日の法要が終わってようやく一段落といった精神状況となってから、お墓選びを開始しました。亡くなった父は子供たちに墓のことで負担をかけたくないと言っており、母も同じ考えだったので、永代供養のお墓を探すことにしました。

霊園、納骨堂など様々なタイプのお墓があるので、まずは複数のお墓の見学に行きました。いくつか見学した結果、永代供養の樹木葬型のお墓が気に入ったので購入しました。

納骨式

死後約1年たってから家族のみでこじんまりとした納骨式を執り行いました。

各種書類の手続き

葬儀後は保険、年金等の手続きをする必要があります。やることは多いので、優先順位をつけてとりかかりました。

相続税の計算・申告

相続税の申請には期限があり、死亡してから10か月以内となっています。10か月は長いようであっという間です。想像税を支払う義務がある場合、10か月を超えてしまうと「延滞税」などのペナルティが課せられ、その額はかなり高くなってしまいます。

私の父は決して資産家というほどのお金を持っていたわけではありませんが、都内に一戸建てを所有していたため、土地代を含めると、相続税の申請が必要な金額となってしまいました。

相続税がいくらになるのかをざっくりと知りたい場合、新生銀行の「相続税シミュレーション」がわかりやすいです。登録など不要で、相続人の人数や故人の財産などを入力していくと、相続税の金額を自動で計算してくれるものです。

>>相続税シミュレーション(新生銀行ウェブサイト)

相続税を支払う必要が出た場合には、素人が申請書を作るのはとても難しいので税理士さんに任せるのがよいでしょう。自分でやると税務署からミスを指摘されてて追加でさらに支払いが発生するケースが多いそうです。

我が家の場合も税理士さんにすべてお任せしました。税理士報酬を支払いましたが、すべてやってくれて本当に楽でした。

相続税が得意な税理士さんを紹介してくれるこちらのサービスを利用しました。
>>相続税申告で信頼できる税理士の無料紹介